琉球藍芭蕉糸ドリームキャッチャーピアス&イヤリング

奄美に古くから自生する芭蕉。切り倒して皮を剥ぎ、灰汁で煮ることで繊維を取り出して作るのが芭蕉糸です。その芭蕉糸を織った芭蕉布は、空気を通すさらりと軽やかな素材で、蒸し暑い夏を過ごす奄美の人々に昔から愛されてきました。繊細で美しい風合いの織物は、薩摩の殿様や中国王朝への貢物にもなっていたといわれます。制作には大変手間と時間がかかるため、今では作り手も限られ、貴重な素材となっています。

奄美の豊かな自然と伝統文化を感じさせる芭蕉糸を使い、琉球藍でひとつひとつ丁寧に染め、アクセサリーに仕上げました。“幸せのお守り”といわれるドリームキャッチャーをイメージしています。どこか和の文様をも思わせ、どんな服にも合わせやすいデザインです。

作家：「自然布処ののや」佐田亜矢
「のの」とは奄美で布を意味する言葉。主に島に自生する自然素材を使い、その風合いを丁寧に生かしながら、織り、染め等の手仕事を行っています。加計呂麻島にある休校中の小学校をアトリエに利用し、ものづくりをする島の人々が集うスペース「かけろま手しごと工房」を主宰。